腱鞘炎けんしょうえん

指を動かし際に重要な役割を果たす組織である腱鞘(腱を包んでいるパイプのようなもの)に炎症が起こり、指や手関節に強い疼痛や熱感を伴う症状のことをいいます。同様な症状としてドゥケルバン病・ばね指などがあります。 

症状
指先の腱鞘炎により、腱の動きがスムーズでなくなり、指の付け根の痛み、腫れ、熱感が生じます。手関節の背側を通過する腱に炎症が起こった状態で、腱鞘の部分で腱の動きがスムーズでなくなり、手関節が痛み、腫れます。母指を広げたり、動かしたりすると強い疼痛が走ります。
原因
長時間のスマートフォン操作・パソコン作業・ゲームなどが挙げられ、炎症の原因自体は人によって様々ですが、代表的なのは手指・手関節の酷使とされます。
当院で行う治療

保存療法

局所の安静(シーネ固定も含む)投薬、腱鞘内ステロイド注射などを行います。

最後に

腱鞘炎の予防としては、
  1. 安静にする
  2. ご自身でストレッチを行う
  3. 手指・手関節を冷やすを行いましょう。
3つの予防法を紹介しましたが、これらの予防を行っても手指・手関節の痛みが続く場合は、整形外科クリニックに受診・相談しましょう。

その他 お悩みの症状

交通事故後のリハビリ
交通事故にあった場合、一番大切なことは早い段階で治療することです。
当院ではMPF療法という特殊技術を用いて、痛みを出している血液循環が悪くなっている筋肉に対して、適切な刺激を入れ、症状の改善を図っていきます。