摂食・嚥下障害セミナー 〜お茶でむせませんか?〜

12月は「摂食・嚥下障害セミナー 〜お茶でむせませんか?〜」についての健康運動セミナーが開かれました!

今回は言語聴覚士の中村がセミナーを担当しました。中村は外部講師の経験も多く、ホワイトボードや写真なども使ってとても分かりやすく講義を進めていました。

日本人の死亡原因の第4位となっている肺炎。死亡者の多くが高齢者で、その7割以上が誤嚥性肺炎です。また90歳以上では男性で1位、女性で2位であり、高齢になるほど危険な疾患です。

加齢により体力や抵抗力が落ちたり、脳梗塞などの後遺症で飲み込む機能が低下したりすると、食べ物や飲み物をうまく飲み込めない嚥下障害に陥りやすくなります。

嚥下のポイントは3つです。

①のどの力(顎の下)

②呼吸

③口をキレイにする

①〜③の其々の評価方法とトレーニングやケアの方法が紹介されました。

セミナー後には

「体操の紹介にとどまらず、体のしくみや、何故それをやるのかという説明を具体的に丁寧にして頂き、分かり易かったです。」

「父が寝たきりになり、時々誤嚥性肺炎になっていましたので、今日は勉強になりました。」

などなど多くの言葉を頂きました。

セミナー終了後には、なんでも相談会を設けております。普段聞けないようなことも、聞けるチャンスだと思いますので、ぜひこの機会にご相談ください。このセミナーを機会にさらなる健康を目指して、クリニックに来院される方もいらっしゃいます。皆様も一度、来てみてください。

次回は、「リスク管理セミナー 〜安心して日常生活を送るために〜」を開催します

リハビリ前後やリハビリ中にはバイタルサイン(生命徴候)を確認する…。バイタルサインは患者さんの体が送る重要なサインです。なかでも、特に必要な血圧や脈拍、体温、呼吸、意識レベル、酸素飽和度などのバイタルサインチェックで意識したいポイントについて触れていきます。

ぜひこの機会に身体に対する知識を身につけ、少しでもより良い生活を過ごしていきましょう。