第4回らいおん学会

令和2年1月13日(月)に、らいおんハート内科整形外科リハビリクリニックの体育館にて『第4回らいおん学会』が行われました。

今年のテーマは『原点回帰』です。

両角先生より『医療施設におけるコミュニケーションを考える』を教育講演していただきました。

自分の自我や傾向を知り、そのあとに相手の傾向を理解しながら、相手の立場に立ち寄り添いながら言葉だけでなく態度も含めてコミュニケーションであることを改めて再認識するお話でした。また情報量の多くまた、素早く入手できる時代のためそのなかで受け手が選択する能力を磨いていく必要があることも学びになりました。

 

 

 

 

一般演題として

①『本村体操による運動効果』本村研朗 

動的ストレッチマシンリフレキシブルを使用して運動習慣をつけて、生活習慣病の予防や運動機能向上につとめていく研究でした。

②『ICFでみる失語症例の援助』富田泰輔

肯定的な側面と否定的な側面の両方で整理されていて課題点が本人、家族、ケアマネなど利用者様に関わるすべての方々に分かりやすい内容でした。

③『全般的に運動発達の遅れがある児童』東竜一

施設での状況、幼稚園の状況、その後の学校生活など未来のことを深く考えさせられる発表でした。

④『脊髄損傷による対麻痺から歩行動作獲得をめざして~ロボットスーツHALの運用~』齋藤郁也

長い経過を追って、ロボットスーツHALを用いての促通訓練やスイスロック式の長下肢装具を用いてあきらめないリハビリを実践してくれました。

⑤『Reogo-Jによる体幹機能への影響と新たな活用方法の検討』最優秀賞演題  井上雄太

片麻痺の上肢機能訓練で用いる他に体幹機能へのアプローチに使えないか?と座る位置や訓練内容などを調整しており追求心が伝わる内容でした。

 

今年も日々の臨床にて悩み、苦しみながらしかし、諦めず創意工夫をこらし日々向上している姿が発表でも自信にみちあふれており頼もしさを感じました。これからも今まで以上にあきらめないリハビリを一瞬一瞬向きあってまいります。