“痛み”はなぜ起こる?一急性痛と慢性痛の違い

“痛み”はなぜ起こる?一急性痛と慢性痛の違い

痛みは「体の警告信号」であり、急性痛は短期的な防御反応、慢性痛は長期的に続く病態です。

急性痛は原因が治れば消えるのに対し、慢性痛は原因がなくなっても痛みが残り、生活に影響を及ぼします。

 

🔎 痛みの基本

 

  • 痛みとは?

国際疼痛学会の定義によると、痛みは「実際または潜在的な組織損傷に関連する不快な感覚・情動体験」 とされる。

単なる感覚だけでなく、心理的・社会的要因も関わる複雑な現象

  • なぜ起こる?

神経が有害な刺激(ケガ、炎症など)を脳に伝え、脳が「危険」と判断することで痛みを感じる。

体を守るための重要なシグナル

 

⚡ 急性痛と慢性痛の違い

 

⭐️急性痛

原因→外傷・炎症・手術など明確

持続期間→数日〜数週間、長くても3〜6か月以内

役割→危険を知らせる警告信号

症状 鋭い痛み

影響 一時的で生活への影響は限定的

⭐️慢性痛

原因→治癒後も続く、神経過敏や脳の「痛み記憶」

持続期間→長くても3〜6か月以内 

役割→組織修復を促す

症状→原因が治れば消失

影響→長期的に生活の質を低下させる(睡眠・活動制限など) 

 

🧠 慢性痛が起こる仕組み

 

  • 神経の過敏化(中枢感作):通常の刺激でも過剰に痛みを感じる
  • 脳の痛み記憶:怪我が治っても脳が痛みを再現し続ける
  • 炎症や免疫の関与:低レベルの炎症が長期的に痛みを維持

 

💡 まとめ

 

  • 急性痛=「火災報知器」:原因が治れば止まる。
  • 慢性痛=「壊れた警報機」:原因がなくても鳴り続ける。

 

つまり、急性痛は体を守るための正常な反応ですが、慢性痛は痛みそのものが病気となり、専門的な治療や生活改善が必要になります。

もし慢性的な痛みが続いているなら、自己判断せず医療機関で相談することが大切です。

 

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