腰椎椎間板症・椎間板ヘルニア パート2
前編では、
腰椎椎間板症と椎間板ヘルニアの原因や症状の違いについて解説しました。
腰痛を繰り返してしまう人が
「どこで負担をかけてしまっているのか」が分かる内容になっています。
5. リハビリの基本方針
─「動かし方」と「負担のかけ方」を整えること
椎間板関連の腰痛は、
適切なリハビリで十分改善が期待できます。
✔ ① 炎症期:痛みのコントロール
- 無理な前屈を避ける
- 軽いウォーキング
- 良肢位(骨盤ニュートラル)を保つ
- 冷却(症状に応じて)
✔ ② 姿勢・動作の修正
理学療法士が特に重視するのはここ。
- 骨盤前傾/後傾のコントロール
- 腰椎の可動性より「骨盤と胸郭の連動」
- 座位姿勢の見直し
- 反り腰・猫背の評価
- 立ち上がり・前屈動作のクセの改善
✔ ③ 体幹(コア)の安定化
- 多裂筋・腹横筋の活性化
- ブレーシング・腹圧コントロール
- 呼吸と体幹の統合
椎間板由来の腰痛では、
過剰な腹筋運動(シットアップ)や前屈系ストレッチは逆効果になることも。
✔ ④ 下肢・股関節の動き改善
腰の代わりに股関節がうまく動いていないケースが多いです。
- ヒップヒンジ
- 股関節屈曲・伸展の獲得
- 大殿筋の再教育
6. 手術は必要?
- 椎間板症 → ほとんど不要
- ヘルニア → 90%以上が手術なしで改善
ただし、以下は例外で手術を検討:
- 排尿障害・発熱・下半身の急激な脱力
- 痛みで歩けない
- 保存療法を数ヶ月続けても改善しない場合
7. まとめ
腰椎椎間板症と椎間板ヘルニアは、どちらも椎間板への負担と動作のクセが大きく関わる腰痛 です。
正しいリハビリを行うことで改善は十分可能で、手術が必要になるケースは多くありません。
特に、体幹の安定性と股関節の使い方を獲得することは、再発予防にとって最も重要なポイントです。
もし今腰痛に悩んでいる方がいれば、焦らず、自分の体の動かし方を見直すことから始めてください。
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