腰痛予防のための“体幹チェック”とおすすめ運動

本日は理学療法士の鈴木が腰痛予防のための“体幹チェック”とおすすめ運動をお伝えします

12月15日、いよいよ冬本番の寒さが増してきましたね。

冷えと忙しさが重なるこの時期は、腰痛が悪化しやすいタイミングでもあります。そこで今回は、腰痛予防に欠かせない「体幹が正しく働いているか」を簡単にセルフチェックし、その結果に合わせて行いたい運動をご紹介します。

■ 腰痛予防に体幹が重要な理由

腰痛の原因の多くは、

“腰そのもの”よりも “体幹の支え不足” によって腰に負担が集中することにあります。

特に以下の3点が大きく関係します。

  1. 腹横筋の働き不足(インナーの筋力不足)

  2. 骨盤安定性の低下

  3. 日常生活で体幹が使えていない

■ 自分の体幹が機能しているか?簡単チェック

① ドローインチェック(腹横筋チェック)

  1. 仰向け・膝立てでリラックス

  2. おへその下(下腹)を軽くへこませる

  3. 呼吸を止めずにキープできるか確認

→ 呼吸が止まる or 下腹が動かない場合は体幹が弱め。

 

② 骨盤中間位チェック

  1. 座った状態で前傾と後傾をゆっくり繰り返す

  2. その“真ん中の位置”で10秒キープできるか

→ 中間位を維持できない人は、姿勢支持筋が弱い可能性。

 

③ 片脚立ちチェック

  1. 片脚で立ち、20秒静止できるか

  2. 体が左右にゆれすぎないか観察

→ 揺れが大きい場合、体幹・骨盤周囲の安定性が不足。

 

■ チェック結果に応じたおすすめ運動

ここからは、腰痛予防に効果が高い“体幹トレーニング”を理学療法視点で紹介します。

無理のない範囲・痛みがない範囲で行ってください。

 

① ドローイン(基本の体幹活性)

体幹トレの基本となる、腹横筋を刺激するメニュー

  1. 仰向け・膝立て

  2. 下腹部だけを軽くへこませる

  3. 呼吸を続けながら10秒キープ

  4. 10回ほど繰り返す

 

② ニュートラル骨盤キープ練習

腰痛予防には“中間位”が最も負担が少ない姿勢。

  1. 座ったまま、前傾と後傾をゆっくり大きく動かす

  2. 真ん中の位置=中間位を探す

  3. 見つけたら10〜15秒キープ

  4. 1日3セット程度

③ 四つ這いバランス(バードドッグ)

腰痛改善に高いエビデンスがある運動のひとつ。

  1. 四つ這いの姿勢になる

  2. 右手と左脚をゆっくり伸ばす

  3. 腰を反らさず、体がブレないように10秒キープ

  4. 反対も同じ

  5. 各3回ずつ

④ サイドプランク(側方の体幹強化)

意外と見落とされがちな“側方の安定性”を高める運動。

  1. 横向きに寝て前腕をつき、体を持ち上げる

  2. 頭から足まで一直線をキープ

  3. 10〜15秒(慣れたら30秒)

ポイント:腰が落ちないように、軽くお腹を締める。

■ 効果を高めるためのポイント

  • 呼吸を止めないことが最重要

止めると体幹が正しく働かず、首肩が代償してしまう。

  • 痛みが出るまで頑張らない

腰を守る運動なので、無理は逆効果。

  • “短時間×毎日”が一番効く

1回10〜15分より、毎日の3〜5分のほうが定着します。

■ まとめ

腰痛予防の鍵は「体幹の働きを取り戻すこと」。

そのために必要なのは、

  • 腹横筋の活性

  • 骨盤の安定性向上

  • 姿勢を支える体幹の再教育

この3点です。

チェック→改善エクササイズの流れを習慣にすることで、

日常動作が軽くなり、腰への負担は確実に小さくなります。

 

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