変形性膝関節症とは?

 

変形性膝関節症(へんけいせい ひざかんせつしょう/膝OA)は、膝の軟骨がすり減って、痛みや動かしにくさが出る病気です。

年齢とともに起こりやすく、「膝が痛い」「階段がつらい」「立ち上がるときに痛む」といった症状が代表的です。

ただし、膝OAは 適切なリハビリや生活の工夫で進行を遅らせたり、痛みを改善できる ことが分かっています。

1. 変形性膝関節症の原因は?

✔ 主な原因・リスク因子

  • 加齢:軟骨の再生能力が低下する

  • 膝への負担のかかりすぎ(立ち仕事、運動習慣、姿勢・歩き方のクセ)

  • O脚などのアライメント異常:特定の場所だけ負担が増える

  • 筋力低下:特に大腿四頭筋(太もも前)

  • 肥満・体重増加:膝への負荷が増える

  • ケガの既往(靭帯損傷・半月板損傷など)

理学療法士の観点では、股関節や体幹の弱さが膝に負担を集めているケースもよく見られます。

2. どんな症状が出る?

✔ 代表的な症状

  • 膝の痛み(歩く・立つ・階段で悪化)

  • こわばり(特に朝や動き始め)

  • 膝の曲げ伸ばしがつらい

  • 膝の腫れ・熱感が出ることも

  • 歩き方が変わる(小股・びっこ・左右差)

進行するとO脚が強くなる人もいます。

3. 進行度(重症度)はどう決まる?

医療現場では、主にレントゲンを使って Kellgren-Lawrence(KL)分類 という指標で評価します。

KL分類(簡単に)

  • 0:正常

  • 1:軽度の変化

  • 2:軟骨が少しすり減る

  • 3:中等度(骨が当たり始める)

  • 4:重度(軟骨がかなり失われる)

ただし、「レントゲンが悪い=痛い」ではない ことも重要です。

軽度でも痛みが強い人、重度でも痛みが少ない人もいます。

進行度の項目を読んで、

「自分はどのぐらいなんだろう?」と思った方もいるかもしれません。

 

膝OAは、どの段階でもできることがあります。

次回は、膝の痛みをラクにするための

リハビリの考え方や改善のヒント を紹介していきます。

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