温熱療法とは
🔹 温熱療法とは
温熱療法(Thermotherapy)は、身体をあたためることで血流を促進し、筋・関節の柔軟性を高める治療法です。
ホットパックや赤外線、マイクロ波などを使用し、表層から深部まで穏やかに熱を伝えます。
理学療法の現場では、「動かす前の準備」として行うことが多く、筋緊張を緩め、運動療法の効果を最大化します。
🔹 温熱の生理学的効果
温熱刺激により、局所の温度が上昇すると以下の反応が起こります:
- 血管拡張 → 血流増加 → 酸素・栄養供給の促進
- 代謝亢進 → 疲労物質(乳酸など)の除去促進
- 筋・腱・関節包などの伸張性向上
- 痛覚閾値の上昇 → 痛みの軽減
このように、温熱療法は筋緊張の軽減・関節可動域改善・疼痛緩和に効果的です。
🔹 使用される主な方法
- ホットパック療法:
湿熱によって表層〜中層部の筋を穏やかに温めます。リラックス効果が高く、慢性疼痛に有効です。
- マイクロ波療法:
体内組織の水分を振動させて発熱するため、深部まで温まりやすいのが特徴です。
- 赤外線療法:
血流促進とともに、神経痛や関節のこわばりにも効果が期待できます。
また、血流改善によって筋肉の回復を促し、慢性痛の悪循環を断つ狙いもあります。
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