交通事故後の「むち打ち」|なぜ痛みが後から出るの?

交通事故後の「むち打ち」|なぜ痛みが後から出るの?

こんにちは。理学療法士の渡邉です。

交通事故に遭った直後は特に症状がなかったのに、翌日や数日後になって、

「首が痛くなってきた」
「肩が重く感じる」
「頭痛やめまいがする」

といった症状が出てきたことはありませんか?

交通事故後の症状は、事故直後から現れるとは限りません。時間が経ってから痛みや違和感が出てくることもあります。

今回は、交通事故後に起こることがある**「むち打ち」**について、

* むち打ちとはどのような状態なのか
* なぜ症状が後から出ることがあるのか
* どのような症状に注意すればよいのか
* 事故後はどのように対応すればよいのか

について、分かりやすくご紹介します。

「むち打ち」とは?

「むち打ち」は一般的に使われる言葉で、交通事故などによって首に大きな負担がかかった後に生じるさまざまな症状を指して使われます。

医学的には、頚椎捻挫や外傷性頚部症候群などと呼ばれることがあります。

追突事故などでは、身体が急激に動かされた後に頭部が動くことで、首に大きな力が加わることがあります。

その結果、首周辺の筋肉や靭帯、関節などに負担がかかり、痛みや動かしにくさなどの症状につながることがあります。

むち打ちでみられる主な症状

症状には個人差がありますが、次のような症状がみられることがあります。

* 首の痛みや違和感
* 肩や背中の痛み・こり
* 頭痛
* 首が動かしにくい
* めまいやふらつき
* 吐き気
* 腕や手のしびれ

事故による身体への影響は外見から分かりにくいこともあるため、「見た目には問題がないから大丈夫」とは限りません。

なぜ事故の後から痛みが出るのでしょうか?

「事故直後は何ともなかったのに、翌日から首が痛くなった」

このようなケースは珍しくありません。

事故直後に症状が分かりにくい理由としては、いくつかの要因が考えられます。

① 事故直後の緊張や興奮

交通事故に遭うと、身体は強い緊張状態になります。

事故直後は緊張や興奮によって、痛みを一時的に感じにくくなっている場合があります。

その後、時間が経って落ち着くことで、首や肩などの痛みに気づくことがあります。

② 事故による組織への負担

衝撃によって首周辺の筋肉や靭帯、関節などに負担がかかると、時間が経ってから痛みやこわばりなどを感じる場合があります。

そのため、事故直後に症状がなくても、翌日以降に首の痛みや動かしにくさが出てくることがあります。

③ 身体の炎症反応など

外傷を受けると、身体では組織の修復に関わる反応が起こります。

その影響などにより、事故直後よりも時間が経ってから痛みや腫れ、こわばりなどを感じる場合があります。

このように、「事故直後は大丈夫だったから問題ない」とは限りません。

症状をそのままにしても大丈夫?

交通事故後の首の痛みや違和感を自己判断で放置することはおすすめできません。

むち打ちによる症状では、画像検査だけでは原因が分かりにくいケースもあります。

また、痛みや動かしにくさが続くことで、首や肩周囲の筋肉が緊張したり、日常生活で痛みを避けるような動作になったりすることがあります。

そのため、事故後に症状がある場合は、まず整形外科などの医療機関で状態を確認することが大切です。

交通事故後は早めの受診を

交通事故に遭った場合は、症状が軽い場合でも、身体に気になる変化があれば医療機関にご相談ください。

特に、

* 首の痛みが徐々に強くなっている
* 首が動かしにくい
* 頭痛やめまいが続いている
* 腕や手にしびれがある
* 吐き気などの症状がある
* 日常生活や仕事に支障が出ている

といった場合には、早めの受診をおすすめします。

また、手足の力が入りにくい、強い頭痛や意識の変化など、急激な症状がある場合は、むち打ちと決めつけず、速やかに医療機関での評価を受けてください。

リハビリテーションでは何をするの?

症状や身体の状態を確認したうえで、必要に応じてリハビリテーションを行います。

例えば、

* 首や肩周囲の筋肉の状態を確認する
* 首の動きや身体の動きを確認する
* 症状に合わせて運動やストレッチを行う
* 姿勢や日常生活での注意点をお伝えする
* 自宅でできるセルフケアをご案内する

など、一人ひとりの状態に合わせた対応を行います。

ただし、事故直後は無理に首を動かしたり、自己判断で強いストレッチを行ったりするのではなく、まず医療機関で状態を確認することが大切です。

「動かしすぎない」ことも「必要以上に動かさない」ことも、症状や時期によっては適切でない場合があります。

その時の身体の状態に合わせたケアを行いましょう。

交通事故後の症状でお悩みの方へ

交通事故後の症状は、事故直後には気づきにくいことがあります。

「今は痛くないから大丈夫」と自己判断せず、首や肩の痛み、頭痛、めまい、しびれなど、気になる症状が出てきた場合はご相談ください。

らいおんハート内科整形外科リハビリクリニックでは、交通事故後の身体の状態を整形外科で確認し、必要に応じてリハビリテーションを行っています。

事故後の首の痛みや身体の不調でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

まとめ

交通事故後の「むち打ち」では、

* 事故直後に症状がなくても、後から痛みが出ることがある
* 首だけでなく、肩の痛みや頭痛、めまい、しびれなどがみられることがある
* 症状を自己判断で放置せず、医療機関で状態を確認することが大切
* 症状に合わせたリハビリテーションやセルフケアが行われることがある
* 強い症状や神経症状などがある場合は、早めの医療機関受診が重要

交通事故後に少しでも気になる症状がある方は、無理をせず専門家へご相談ください。

早めに身体の状態を確認し、適切な対応につなげることが大切です。

 

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