痛いところをさわってないのにその日楽になって、その後の回復もよかった症例の紹介②

こんにちは、外傷担当の作業療法士松岡です。前回紹介させていただいた症例のその後の経過が気になります。早速2回目以降の治療経過をご紹介していきますね。 【2回目のリハビリ】 今回のリハビリは引き続き、腫れの軽減と睡眠時間確保及び足関節や股関節の筋肉に対してのMPF(マイオセラピーの理論に沿った徒手療法)を実施しました。 【3回目のリハビリ】 今回のリハビリから患部に対して関与してくる筋肉、関節に対して直接治療を実施します。まだまだ痛みの強い時期ではあるので、入念に関節の動きや痛みのない範囲など十分に考慮しながら、ゆっくりダイレクトにストレッチをかけていきます。 仕事上で、どの動作は行って大丈夫か?これはまだ行ってはならない。など一つ一つ問診や動作確認をしていきます。 【翌日以降の結果】 腫れや熱感が軽減してきており、関節の運動がしやすくなる。 寝るときに膝が捻れるようになったり、起き上がりや立ち上がりの時に膝が曲げられるようになったので股関節や体幹への負担が減った。 【患者様の反応】 順調に回復しています。膝が曲がりやすいので日常生活にほぼ支障がなくなってきている状況です。 あとは、仕事に向けて配慮(しゃがみ込んでの仕事や介助、入浴介助、車いすの方のトイレ介助など)してもらっていることがあるので頑張って治したいので一生懸命通院しますね。 3回目のリハビリが終わりましていかがでしたでしょうか?結果は順調な経過を追っていて満足はされていますが、症例のNEEDは『仕事にいち早く復帰していきたい』。『人数が少ない中、私の不注意によって皆に迷惑かけるのは申し訳ない』と焦りも生じていました。可能な動作と困難な動作、実施しないほうがよい動作などを見極めて判断するのもわれわれセラピストの大事な仕事なんです。一人一人の想いをしっかり受け止め、いち早く目標を達成できるリハビリを今後とも実施していきます。 次回もお楽しみに(*^_^*)